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そもそも運送管理システムとは?
運行業務全般をシステム化する運行管理システムは、運行計画、配車管理、所要時間やルート等、すべてシステム化することで一元管理が可能となります。
アナログでの管理の場合、ミスもあればその時々に起こる状況への対応が困難でした。
例えば渋滞によって時間がかかったり、事故によって通るべき予定の道路が閉鎖したり。このような時、アナログでの管理では状況の把握も難しければ、対応策の選定も労力がかかります。
その点運行管理システムであればこれらもデータ管理が可能。事故や渋滞等、トラブルやアクシデントに対しても、何をすべきなのかを即座に提示できます。
運行管理システムを導入するメリット・デメリット
メリット
運行管理に関する事務作業もシステムに含まれていますので、運行管理業務の負担軽減となります。
また、システムが様々な提案を行いますので、運行管理スタッフの力量に依存しません。
ベテラン運行管理士スタッフでなければできないことを、システムを活用することで新人スタッフでも提供が可能になります。
特定スタッフへの依存度を低め、かつ作業の効率化やコストダウンをもたらすなど、運行管理システムには多々メリットがあります。
デメリット
一方でデメリットとしては、社内環境の急激変化に伴う、業務の混乱などが起こりえることでしょう。
会社としても、新しい部門を作ったり、異動の人事などシステム運用のための準備が発生します。
混乱を起こさないためにも、関係部署の理解を深めるための準備を早い段階から行うべきでしょう。
運行管理システムの導入にあたっての注意点
新しいシステムを導入する場合、システムを使いこなせるのかという点がポイント。
多々あるメリットも、システムを問題なく使いこなしてこそ。
そのため、教育が必要になりますので、サポート体制は重視しておきましょう。
これまでの環境に慣れている現場スタッフからは反発される可能性もありますので、導入にあたっては丁寧な説明・コミュニケーションを心掛ける点もポイント。
また、汎用性もチェックポイント。
いずれ他の外部システムと連動させるつもりであれば、拡張性・汎用性も大切になります。
コストの点を考えた時にはIT導入補助金を使える業者なのかも重要。
システムは導入費用がかかりますが、補助金が出る場合、導入コストの軽減も可能です。