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物流システムの効率化をはかる上で、「スマートロジスティクス」は切っても切れない関係にあります。そこでここではスマートロジスティクスの概念や、ポイントについて解説しますので、物流をより効率化したいと考えているならぜひ参考にしてください。
スマートロジスティクスとは
「スマートロジスティクス」とは、物流を一元化して効率よく管理できるシステムのことです。具体的にはAI(人工知能)やIoT(モノとつながるインターネット)を駆使して、物流を自動化したり、管理システムを高度にしたり、利用者にとって適した倉庫を提案したり…などの事例が考えられます。
つまりスマートロジスティクスとは、インターネットやAIの力を活用して、さらに効率の良い物流システムを構築していくものです。これまで課題となっていたことも、スマートロジスティクスによって課題がなくなるかもしれません。
スマートロジスティクスのポイント
ポイント1:物流システムの導入
スマートロジスティクスを目指すためのポイントのひとつとして、物流システムの導入が第一にあげられます。物流システムとは商品の保管や梱包、輸送、流通加工までを一元化できるシステムのことです。
これまでは人力に頼っていた分野をシステムで対応できれば、リアルタイムに発送を追跡できて効率が良くなるとともに発送のミスが軽減されます。ミスが減れば顧客満足度も向上し、経営にも大きく貢献できるでしょう。
ポイント2:アウトソーシングサービスの利用
アウトソーシングサービスの利用スマートロジスティクスにおけるポイントのひとつです。物流をアウトソーシングすれば、発送業務で自社のリソースを割く必要はありません。また物流のプロに委託できるため、発送ミスの可能性も低くなり、よりスムーズに発送ができるようになるはずです。
ポイント3:物流拠点の増加
物流拠点を増加させるのも方法のひとつです。物流拠点が増えれば配送が短距離化されて効率的になります。しかし物流拠点を増やすにはコストがかかるため、スマートロジスティクスを導入するメリットと照らし合わせて、利益があがるかどうか考慮する必要があります。
ポイント4:物流センター管理システム(WMS)の高度化
物流センター管理システム(WMS)を高度化させることについて、最後にご紹介します。物流センター管理システム(WMS)を導入すると、グローブスキャナによって作業をナビゲーションしてもらえたり、眼鏡のようなウェアラブルデバイスで在庫を把握したりが可能となります。スマートロジスティクスのひとつの方法としてご検討ください。
スマートロジスティクス概念に欠かせない物流システムの導入を検討しよう
スマートロジスティクスの概念に欠かせないのは、やはり「物流システムの導入」です。これまで人力で行っていたことをシステムが行うだけでも、物流業務の効率性は大幅に向上するはずです。
物流システム開発なら、まずは自社に合ったシステムの導入を検討してみることをおすすめします。