公開日: |更新日:
物流システムを導入することになった場合、どのような流れになるのでしょうか。一般的な流れと物流システム選びのポイントについて解説します。
物流システム導入の流れ
物流システムを導入しようと考えている場合、全体的な導入の流れを確認しておくことをおすすめします。一般的な流れは以下のとおりです。
①課題を発見する
初めに行っておきたいのが、企業にとっての課題を発見する作業です。どのような課題があるかを明確にし、それを解決できるような物流システムを導入することが重要になります。 これは、パフォーマンスを高めるためにも欠かせないポイントです。物流システム開発会社の中には、課題の発見からサポートしてくれるところもあります。
②課題解決の方法を共有する
課題が明確になったら、物流システム開発会社の担当者にその課題を共有し、理解を深めてもらうことが重要です。これは、社内で物流システム開発に取り組む場合はもちろんのこと、アウトソーシングする場合も同じことがいえます。
課題と問題解決の方法を共有することなくシステム開発に取り組んだ場合、求めているのとは全く異なる形で物流システムができあがってしまう可能性があるため、注意が必要です。
③必要な機能を搭載する
どのような機能が搭載されていれば自社にとっての課題解決に繋がるのかを検討します。一般的な物流システムを導入したからといって、必ずしも課題解決や、生産性の向上に繋がるとは限りません。 具体的にどういったシステムがあるのかわからないと適したものが選べないため、物流システム開発会社と相談しながら搭載すべき機能を見極めていくことになります。
④明確な予算を算出する
システムの開発にどの程度の予算が必要かについては、早い段階で算出しておくことをおすすめします。便利な機能などはすべて搭載したいと考えてしまいますが、その分予算が膨らんでしまいます。 物流システムを導入することにより業務の効率化が期待できますが、それ以上に予算が高くついてしまうのは理想的とはいえません。場合によっては搭載する機能の見直しも必要です。
⑤サポート体制を整える
導入したシステムを現場で使いこなせるように、サポートを充実させておきましょう。困ったことがあった際に相談しやすく、すぐに悩み解決に繋がるような仕組みづくりが必要です。
物流システム選びのポイント
物流システムを選ぶ際に確認しておきたいポイントがあります。特に以下の3つは重要です。
物流管理手法に対応しているか
自社で求めている物流管理の手法に対応したシステムでなければなりません。今後採用予定の物流管理の手法がある場合は、そちらも対応しているか確認が必要です。
統合管理が可能であるか
複数の倉庫がある場合、それらを総合管理できるか確認しましょう。一つのシステムで一括管理ができない場合、なかなか効率化には繋がりません。
使いやすいシステムであるか
機能性が高いものだったとしても、使いこなせなければ意味がありません。使用する方にとって使いやすいシステムであることは非常に重要です。