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システムを導入する際の分類方法として、パッケージかフルスクラッチかも挙げられます。
どちらが自社にマッチしているのかを判断するにあたって、まずは違いを理解しておきましょう。
パッケージのシステムとは?
パッケージのシステムとは、できることが予め決まっているタイプのシステムです。
システム提供者としてもある程度のノウハウを持っていますので、広く求められている機能を搭載しているものです。
そのため、パッケージを選ぶ場合の判断基準としては自社が求めている機能の有無になります。
フルスクラッチのシステムとは?
フルスクラッチとは、オーダーメイドと考えてよいでしょう。
パッケージのような既製品ではなく、自社が希望する機能のみを搭載してもらうものです。
そのため、需要への対応力はパッケージよりも上です。ただし、フルスクラッチシステムの方が費用が高くなります。
自社のためにシステムを用意してもらうことになりますので、いわば「特注」です。
一般販売されているパッケージのタイプよりも高額となるのも当然ではあります。
パッケージとフルスクラッチはどちらが良いの?
パッケージとフルスクラッチの違いを理解することで、自社にはどちらの方が良いのかも見えてくるでしょう。
選び方のポイントとしては、まずはパッケージで探して自社が求める機能が見当たらない場合、フルスクラッチを依頼する形が良いでしょう。
もちろん予算の問題もあります。
オーダーメイドでもあるフルスクラッチの方がパッケージよりも高くなります。
そのため、パッケージ版で妥協するのも選択肢の一つ。
完全に自社に対応しているものではなく、「ある程度」でも十分だと考えるのであれば、安価なパッケージのシステムを選ぶのも良いでしょう。
この点に関しては、どちらが優れているとかではなく、自社のニーズを満たすのはどちらなのかという視点が重要。
自社のニーズをすべてを満たしているパッケージがあれば、パッケージでも何ら困ることはないでしょう。