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物流システム導入において、対処できるものとして「3M」が知られています。「3M」とはどのようなものでしょうか?ここでは物流システム導入で対処につながる3Mについて詳しく解説します。
物流における3Mとは
ムリ
物流における3Mの1つであるのが「ムリ」です。現場において従業員への負担がかかりすぎている状態で、「業務をこなすのがムリ」な状態のことを指します。抱えきれないほどの業務を任されていたり、休憩をとる時間もなかったり、劣悪な労働閑環境でムリがたたっていたりなど、対策が必要な3Mのひとつです。
ムダ
2つ目は「ムダ」です。物流においてはときたま、不必要な作業が生じてしまうことがあります。たとえば商品の在庫過多、加工や運搬・手直しのやり直しなどが具体例です。これらのムダな作業は、3Mのひとつである「ムリ」をさらに助長します。ムリな労働をなくすには、まずはムダをなくしていくのが先決ではないでしょうか。
ムラ
3つ目ご紹介する物流業界における3Mは、「ムラ」です。ムラとは業務の品質・時間にばらつきが生じ、業務効率が低下した状態のことを指します。たとえば「ムダ」な作業が多くなり、「ムリ」がかかると、「ムラ」の多い作業となってしまうはずです。業務にムラが生じると、発送先である顧客にも影響が及ぶことが少なくなく、お客様満足度低下にもつながりかねません。
3Mの課題を解決する方法
「ムリ」「ムダ」「ムラ」との業務にとって不必要なものをなくしていくには、物流機器やシステムを導入するのが適した方法です。なぜなら物流機器やシステムを導入すると、システムによる支援で負荷が少なくなり、まず「ムリ」がなくなります。さらにハンディターミナルなどの機器を導入すれば、正確に在庫管理ができるようになり、「ムダ」も省かれるはずです。
「ムリ」と「ムダ」が省かれれば、自然と業務の「ムラ」も少なくなっていき、業務の効率・品質の両方ともが向上すると考えられます、物流業界における3Mへの対処策としては、システムや物流機器の導入が適した対策法だと言えます。
物流システムを導入して3Mの課題に対処しよう
物流システムにおいては、「ムリ」「ムダ」「ムラ」の3Mが発生しがちです。多くの企業で課題とされている3Mですが、実は物流機器やシステムを導入することによるトータル的な効果で、3Mのすべてを無くしていくことも不可能ではありません。
もし現場従業員に業務の負担がかかっている、そのため業務にムダやムラが生じていると考えているなら、物流機器の導入やシステム開発を検討してみましょう。3Mがなくなれば、エンドユーザーであるお客様の満足度も向上するはずです。